この記事では、「茗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに名で「茗」の読み方
「茗」という漢字は訓読みでは「ちゃ」や「茗(よ)う」と読み、音読みでは「ミョウ」や「メイ」、「ベイ」と読みます。
「茗」の意味や解説
「茗」には「チャの木」や「チャの芽」、「(酒に)酔う」という意味が含まれており、おそく採取されたチャの芽は「茗」、新しいものは「茶」として呼び分けされています。
「茗」は並び生えた草の象形である「くさかんむり」に「名」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「茗」の熟語での使い方や使われ方
・『茗?/茗宴』【めいえん】
「茶の湯の会」や「茶会」を意味する言葉です。
・『茗器』【めいき】
「茶を飲むために用いる道具」や「茶道具」、「茶器」を意味する言葉です。
・『芳茗』【ほうめい】
「香りの良い茶」や「良い茶」を意味する言葉です。
・『茗荷』【みょうが】
「ミョウガ科の植物の名称」や「ミョウガをモチーフにした紋所」、「(ミョウガを食べ過ぎると物忘れするという俗説に因み)愚かな人」を意味する言葉です。
・『苦茗』【くめい】
「苦い茶」や「質の悪い茶」を意味する言葉です。
・『茗園』【めいえん】
「茶園」や「茶畑」を意味する言葉です。
・『藪茗荷』【やぶみょうが】
「ミョウガに似たツユクサ科の植物ヤブミョウガ」を意味する言葉です。
「茗」の地名での使われ方
・『茗荷』【みょうが】
福島県東白河郡矢祭町に所在する地名です。
・『茗荷沢』【みょうがざわ/みょうがさわ】
千葉県や宮城県、新潟県に所在する地名です。
まとめ
「茗」は訓読みでは「ちゃ」や「茗(よ)う」と読み、音読みでは「ミョウ」や「メイ」、「ベイ」と読む漢字でした。
そして、「茗」には「チャの木」、「(酒に)酔う」などの意味が含まれています。