くさかんむりに浦で「蒲」の読み方とは?簡単に解釈

くさかんむりに浦で「蒲」の読み方とは? 読み方

この記事では、「蒲」の読み方を分かりやすく説明していきます。

くさかんむりに浦で「蒲」の読み方

「蒲」の漢字の音読みは「ホ・ブ・フ」で、訓読みは「がま・かわやなぎ・むしろ」です。

「蒲」の意味や解説

「蒲」の漢字には「ガマ科の多年草のがま」や、「ヤナギ科の落葉小低木のかわやなぎ」や、「ガマで編んだむしろ」等の意味があります。

この「蒲」の漢字はくさかんむりに「浦」と書きますが、「浦」「海や湖が陸地に入りこんだ所」を意味することから、水辺に群生する「ガマ」「蒲」と表記するようになったとされています。

「蒲」の熟語での使い方や使われ方

・『菖蒲』【しょうぶ】
「アヤメ科のハナショウブの別名」を意味する言葉です。

・『蒲団』【ふとん】
「地を縫い合わせ、中に綿や羽毛などを入れた寝具のこと」を意味し、一般的には「布団」の表記が使われています。

・『蒲焼』【かばやき】
「魚の骨を取り除いた身を甘辛いたれを付けて焼いたもの」を意味する熟語です。

「蒲」の漢字には「かば」との読みはなく、いわゆる難読熟語です。

「蒲」の漢字の付く地名

「蒲」の漢字の付く地名としては、東京都大田区の「蒲田(かまた)」があります。

この地名の由来には、泥深い田という意味の「鎌田」から来ているとの説や、アイヌ語で飛び越えた場所、沼に浮かぶ島を意味する「カマタ」由来説の他、蒲が生えている田から来ているとの説もあります。

また、大阪府城東区の「蒲生(がもう)」や埼玉県越谷市の「蒲生(がもう)」等日本各地にこの地名がありますが、いずれも「水辺にがまが生えている所」が由来です。

まとめ

「蒲」の漢字の音読みは「ホ・ブ・フ」で、訓読みは「がま・かわやなぎ・むしろ」です。

また、「蒲」の漢字の意味としては、「がま」や、「かわやなぎ」や、「ガマで編んだむしろ」等が挙げられます。

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