この記事では、「施主」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「施主」の正しい読み方は「せしゅ」と「せぬし」どちら
「施主」という言葉を構成している漢字をそれぞれ見ていくと、「施」は音読みで「セ」や「シ」と読み、訓読みで「ほどこ(す)」や「し(く)」と読みます。
続いて「主」は、音読みでは「シュ」や「ス」と読み、訓読みでは「ぬし」「おも」「あるじ」「つかさど(る)」などと読みます。
これらの読みから「施主」は「せしゅ」や「せぬし」などと読めますが、正しい読み方は「せしゅ」であり、「せぬし」と読むのは間違いとなっています。
正しい読み方の結論
「施主」の正しい読み方は「せしゅ」です。
「主」は訓読みで「ぬし」とも読めるため「せぬし」とも読めそうですが、これは誤りです。
「施主」の意味
「施主」という言葉を構成している漢字の意味を、それぞれ見ていきましょう。
まず「施」という漢字は、「計画を実際に行う」や「ほどこしを与える」という意味を持ち、「施工」や「施行」「施与」などの言葉に使われています。
続いて「主」は複数の意味を持つ漢字で、「所有関係の中心になる人」や「中心となって物事を行う」という意味で使われ、「主演」「主催」「主権」などの言葉でも使われている漢字です。
この二つの漢字から「施主」とは、「建築主のこと」や「葬式や法事を行う当主」「寺に物をほどこす人」などの意味を持つ言葉となっています。
「施主」の言葉の使い方や使われ方
・『この建物の施主は父となっています』
・『マイホームを建てるため、人生で初めて施主となった』
・『設計について施主と協議する』
まとめ
「施主」の正しい読み方は「せしゅ」です。
「主」という漢字には複数の読み方があり、その中で「ぬし」と読む場合もあるので「せぬし」とも読めそうですがこれは間違いです。
読み方と意味を正しく覚え、適切に使用できるようにしましょう。