この記事では、「銛」の読み方を分かりやすく説明していきます。
金へんに舌で「銛」の読み方
銛は音読みで、せんとかぜん、かちにてん、かつと読む事が出来る漢字です。
訓読みでは、もりやすき、するどと読まれています。
「銛」の意味や解説
文字での表記を目にすれば直ぐに分かる事でしょうが銛は、金へんの横に舌の文字を付け加える事によって誕生した漢字です。
そんな銛は、魚等を突き刺してとるもりや、農具の1種であるすき、するどいといった意味を有しています。
画数は全部で14画となっており、漢字検定としては1級レベルですが、常用漢字からは外れている漢字です。
故に日常生活の中で、この銛を目にしたり、利用する機会というのは限られていたりします。
「銛」の熟語での使い方や使われ方
・『銛利』【せんり】
「刃がするどくてとても切れる事」を意味する言葉として、用いられているのです。
・『碇銛』【いかりもり】
「捕鯨用のもりの1種で、尖端の左右の部分に突起があって形状が碇に似ているもの」を指し示す言葉として、利用されています。
・『鯨銛』【くじらもり】
「鯨を捕獲する目的で使われるもり」を表す言葉です。
より具体的には、ロープが取り付けられた平頭もりを、捕鯨砲から発射するものに対して、この鯨銛の言葉が駆使されています。
まとめ
金へんの隣に舌の文字を付け足す事により成立した銛は、音読みでせんやぜん、かちにかつ、てんと読み、訓読みでは、すきやするど、もりと読める漢字です。
更に魚を突き刺してとる道具であるもりや、農具の1つであるすき、するどい等といった意味を持っている漢字として使用されています。
ただし現在では、常用漢字には含まれていないため、新聞や雑誌等のメディア関連では、ほとんど使われない漢字です。
そのため多くの現代人にとってはこの銛は、見掛けたり用いる機会が少ない漢字の1つと言えます。