「善処」とは対処の仕方を表す言葉です。
具体的にはどのような対処のことでどう読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「善処」の正しい読み方と意味について解説します。
「善処」の正しい読み方は「ぜんしょ」と「ぜんどころ」どちら
「善処」という言葉の読み方として「ぜんしょ」と「ぜんどころ」が考えられます。
「ぜんしょ」と「ぜんどころ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「善処」の正しい読み方は「ぜんしょ」です。
「善」は「善政」【ぜんせい】「最善」【さいぜん】など「ぜん」と読みます。
「処」は「処罰」【しょばつ】「処遇」【】など「しょ」と読むほか、「米処」【こめどころ】「捕らえ処」【とらえどころ】など「どころ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「ぜんしょ」と「ぜんどころ」のうち「善処」の正しい読み方は「ぜんしょ」です。
「善処」の意味
「善処」とは、「前向きな気持ちで適切に対処すること」を意味する言葉です。
物事に対する反応として良い結果になることを目指し前向きに対応することを表します。
結果を約束するものではなくあくまでも対応の方針を表す言葉なので、対応した結果うまくいかなかったとしても方針が前向きなものであれば「善処」です。
一般的には前向きな気持ちを強調する意味で使われることは少なく、一応対応するが具体的な内容を濁したい時に用いられる表現です。
「善処」の言葉の使い方や使われ方
・『前向きに善処します』
・『善処したが力及ばず失敗に終わる』
・『善処すると約束してくれた』
まとめ
「善処」は「ぜんしょ」と読むのが正しく「ぜんどころ」と読むのは間違いです。
ビジネスの世界ではあいまいな回答としてよく使われる表現なので憶えておきましょう。