この記事では、「庇」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「庇」の正しい読み方は「へ」と「ひ」どちら
「庇」の正しい読み方は、漢字一字で意味が分かるという訓読みであれば、「ひさし」とよみます。
そして、音読みであれば、「ひ」とよみますので、「へ」という読みはありません。
おそらくですが、「屁」という文字と似たデザインをしているがゆえ、「へ」と読めるのでは?ということで「へ」という読みもあるという認識だと思われますが、「屁」と「庇」は、意味自体が別ものなので、別の言葉を意味した漢字で「庇」は「ひさし」で「屁」は、「へ」です。
正しい読み方の結論
「庇」の正しい読み方ですが、漢字一文字で何を意味するか分かるというのであれば、「ひさし」がただしいよみになります。
漢字2文字の場合は、「ひ」という読みになるので、漢字2文字以上の場合、「ひ」とよみます。
「庇」の意味
「庇(ひさし)」は家の窓なんかに小さい屋根を取り付けて窓から水が浸入しないようにする小さな屋根のことです。
壁伝いに雨水が浸入しないように建物の最上部なんかに取り付けることで、雨水が壁を伝い内部構造に侵入し住居を侵食しないようにする役割があるのが「庇」で日本家屋に多い雨の侵入を防ぐ装置を意味します。
「庇」の言葉の使い方や使われ方
・『庇から大量の雨水が落ちる』
・『殺人を庇陰(隠ぺいすること)する』
まとめ
「庇」は、「ひさし」と読み、「へ」とは読みません。
おそらく、「屁」という文字と間違って認識しているがゆえ、「へ」と読むと間違えていると予想しますが、正しくは、「ひさし」もしくは、「ひ」と読むのが正しいです。
「ひ」と読む場合、「庇陰」のように2字以上からなる文字列の場合に「ひ」と読むのでそれほどたくさんの読みがある言葉ではありませんので、読み方さえ覚えておけば、一字の時と二字以上の時でも対処して読み上げることはできるでしょう。